大京運輸株式会社
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Contribution

国際社会への貢献

カンボジアの子どもたちに給食を
届ける

背景

ゴミの上に木をつぎはぎして造られた家、昼間から漂うお酒の匂い、ギャンブルに盛り上がる大人の声。そんな中を裸足で駆け回るカンボジアの子どもたちがいる。
その子どもたちは、都市のスラムに住んでいたが、強制移住を強いられて都市近郊のアンドン村に暮らしている。子どもたちの保護者の中には、その日暮らしの生活をしており、子どもたちに十分な栄養がある食事を提供できていないケースが多くある。栄養不足は、子どもの成長に大きく影響し、病気や体調不良を引き起こす。
教育支援 NGO が運営する学校「KCS」に通う子どもは一般的な同年齢の子どもと比べると体格が小さい。勉強に集中するためにも健康で、栄養のある食事を摂ることが求められている。


子どもたちが暮らすアンドン村の様子

取り組み内容

2022 年 1 月より、教育支援 NGO が運営する学校「KCS」に通う子どもたち全員に無償で給食を届ける取り組みをスタート。
本取り組みは、栄養のある給食の提供により、子どもの健康を守り、病気や体調不良を起こすことなく、学校に通うことができる子どもたちを増やすことを目的とする。カンボジアの子どもたちに教育支援をする NGO と協働し、牛乳や、果物、野菜や肉料理などの給食を学校の開校日に毎日提供。


給食を食べる子どもたち

SDGs

  • 2.飢餓をゼロに
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

KCS の学校には 23 人の 6 歳〜12 歳の生徒がおり、中には家庭で十分な食事をとることができない子どももいる。
調査の結果、「給食が食べられるから学校に通う」と答えた子どもは 100%に上り、「勉強するのが楽しいから」の 78%を超えた。実際に、給食を提供する前の子どもたちの出席率は 79.8%であったが、毎日給食を提供した期間の出席率は 95.4%と、出席率が 15.6%増加。給食提供前は、登校日の半分以上欠席していた子どもが、ほぼ毎日登校するようになったなど給食の効果が見られた。 給食を通じて子どもたちへの教育機会の提供へとつながり、SDGs の目標 2「飢餓をゼロに」のみならず、目標 4「質の高い教育をみんなに」にも貢献。
また、本取り組みは、カンボジア現地教育支援 NGO「KCS」との国境や組織を超えたグローバルパートナーシップにより実現。
SDGs の目標 17「パートナーシップで目標を達成しよう」を体現する取り組みである。

現地からの声

学校でいつも健康的な給食が食べられて嬉しいです!お陰で僕は、より幸せに、より健康に、より大きく成長できてます。ありがとうございます。

給食支援を受ける生徒ソバットさんからのコメント

この度、大京運輸様をはじめ皆様からご支援をいただけることになり、大変光栄に思っております。子どもたちの多くは栄養が足りていないので、大京運輸様からの支援によって栄養のあるおいしい食べ物をたくさん提供することができます。子どもたちはとても喜んで食べていて、とても感謝しています。大京運輸様のご支援に感謝申し上げます。
このプログラムは、子どもたちが生涯にわたって健康的な食生活を送るための習慣を身につけることにも役立っています。さらに、この支援は地域の人々にも役立っています。私は地元の人々や市場からたくさんの食品を購入しました。そのため、地元の人たちの収入につながり、雇用の創出にもつながっています。消費は経済を活性化させます。

現地パートナー KCS サボット代表からのコメント
都市のスラムから強制移住を強いられた家族や子どもたちが形成する村で、2013 年より子どもたちに教育支援を行う。
KCS は「貧困を解決できるのは教育だけ」との信念を持ち活動。