大京運輸株式会社
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Contribution

国際社会への貢献

シングルマザーが安心して暮らせる
住居建設を支援

背景

カンボジアで貧困層が住む地域では、ギャンブルや薬物を使用する人もおり、安全ではない地域がある。
そういった地域では、スラムのように家と家の間隔が狭く、柵や鍵がなかったり、いつでも侵入できてしまうような簡易的な家に住んでいたりと、不安を抱えながら暮らしている人がいる。
引っ越しや改築しようにも、経済発展により、地価や建築資材が年々高騰しているため、まとまった資金を確保できない人が多くいる。また、貧困層の中には、その日暮らすことが精一杯で貯蓄ができず、子どもの教育にお金を使うことができず貧困の連鎖が続いてしまったり、病気の際に治療を受けるお金がなったりする。


子どもたちが暮らすアンドン村の様子

取り組み内容

2022 年 1 月より、カンボジアの建設会社マイ・ドリーム・ホーム社との協働により、貧困層への住居建築支援をスタート。
第一弾として、中学校教師であり、シングルマザーとして 3 人のお子様を育てるウムさんの住居建築費の一部を支援。ウムさんが暮らす地域には、薬物を使用している人が近くに住んでいたり、家と家の間隔も狭くプライバシーがなかったりと、安心できない家に住んでいた。
本取り組みにより、家の周りに壁を設けてセキュリティを強化することができ、安心して暮らせる丈夫なレンガ造りの家を手に入れることができた。また、持ち家があることによって、今後子どもたちの教育費を貯蓄することが可能となり、自立した生活を後押しとなる。
今後も、貧困層の方が持ち家をもつことで自立した生活を送れるように、別の家族に対して住居建築支援を行う予定である。


ウム氏とお子様

実際に建築された住居

SDGs

  • 1.貧困をなくそう
  • 11.貧困をなくそう
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

持ち家を持つことにより、毎月の賃料の支出がなくなり貧困からの脱却につながるため、SDGs の目標 1「貧困をなくそう」に貢献。また、現地の資材を用いた安全な住居の支援を行うことで、 SDGs の目標 11「住み続けられるまちづくりを」に貢献。
本取り組みは、カンボジアの建設会社マイ・ドリーム・ホーム社との国や組織を超えたグローバルパートナーシップにより実現。
SDGs の目標 17「パートナーシップで目標を達成しよう」を体現する取り組みである。

現地からの声

私今の家を自分の家と呼べるのは初めての感覚です。
子どもたちも喜んでいるし、家族のために毎月 50 ドルくらいは貯金できています。家は決して大きくはありませんが、家族にとっては十分な広さです。私の娘には自分の部屋があり、他の 2 人の子どもと私の部屋もあります。近所の人が遊びに来たとき、私の家は彼らの家より涼しいと言われました。敷地を守るためにフェンスも作ったので、この家なら安心して暮らせます。
"マイ・ドリーム・ホーム"を通じて私の家族を支援してくださった大京運輸様に深く感謝しています。もしこのサポートがなければ、私は賃貸住宅に住み、家族のために貯金をすることができなかったかもしれません。また、マイ・ドリーム・ホームが風通しの良いレンガを提供してくれたおかげで、家の中の空気の流れが良くなり、(日中も)暗くならずにすみました。

住居支援を受けたウム氏

このたびは、大京運輸様をはじめ皆様からの支援により家を建てることができ、住居支援を受けたウムさんとマイ・ドリーム・ホームは深く感謝しています。レンガを積み重ねることで、今まで賃貸だった家が持ち家になり、今までにない感覚を味わうことができたとウムさんは話しています。マイ・ドリーム・ホームにとって、これはピラミッドの底辺にいる人々が手頃な価格の住宅にアクセスできるようにする素晴らしい方法です。

現地パートナー マイ・ドリーム・ホーム社 コンギー代表
カンボジアの住居環境に適した安全で簡単に建設できるレンガを自社開発し住宅建設を行う。貧困 ID カードを所有する人には低価格でレンガを販売し、建設作業を無償で行なっている。